長崎大学キャンパス内にて、アジア初の海洋エネルギー開発の専門人材育成アカデミーである「長崎海洋アカデミー」設立されました。そのフィールドセンターとオフィスを、リノベーションおよび家具製作・サインデザインを致しました。
コンセプト
「施設全体を「小さな街」と見立て、行動やコミュニケーションをデザインする」
社会人を対象とした専門家人材育成ため教育・実習拠点施設を支えるも何か、 という問いに対し、カリキュラム内容充実もとより、集う人と人と 交流・コミュニケーションを通した知的欲求度を高めることが、成功カギを 握るでないかと考えました。
そのため、いわゆる一方向的な授業でなく、ディスカッションを促しやすいワークショップ形式 に対応できる柔軟性が高い快適な空間構成と、カリキュラム時間外のカフェゾーンや リラックスゾーン、ランチタイム過ごし方も重要なデザイン対象としました。
以上の視点から、施設内ゾーニングにおける境界部分扱いに重点を置き、
「小さな街」 なかで多様な場面を過ごせるプランニングのご提案をおこないました。
■BEFORE
■AFTER
【通路】
■BEFORE
■AFTER
【エントランス】
■BEFORE
■AFTER
【アプローチ】
■BEFORE
知的好奇心を高めるため、あえて天井を低くしたトンネル状のスロープにし、サイン越しの間接照明のみで照らし気分の高揚感と探求心を煽る演出。
■AFTER
【ウェルカムスペース】
ウェルカムスペース(カフェ・コミュニケーションスペース)に関して、講義以外休憩時間帯やランチタイムに 交流場となるように工夫し、充実させました。
▽カフェコーナー
【講義スペース】
2名で1つテーブルにこだわらず、自由な研修スタイル可能性を探ったブループリントのオリジナルデザインの机を使用。
【実習スペース】
ブループリントオリジナルの移動・折り畳み自由なテーブルで、授業形式の柔軟性を高くしました。
▽講義用ステージ
講義スペースと、実験スペースのに連動し、ワークショップ時にも機能する配置。
【コミュニケーションスペース】
隣接するカフェスペースとコミュニケーションスペースにて、休憩やランチタイムなどのカリキュラム時間外での集う人と人との交流が生まれる場をデザイン。
【オフィス】
■BEFORE
■AFTER
フリーアドレスとして利用できるブループリントオリジナルのデスクを製作。
また、講師や来客用スペースに、ソファを設置し、くつろげる環境を。
【トイレ】
■BEFORE
■AFTER
知的創造と交流を促す環境をデザインすることで、人材育成と知的イノベーションを支える新たな施設が完成致しました。
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