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記憶の中の上棟式


頭上から降ってくるお餅やお菓子を、周りの大人たちを真似て両手を挙げて何とか捕まえようとしても、全く手に出来ない。



足もとに転がっているお餅たちを我先にと拾う近所のおばあちゃんに気圧されて、何も手にできないもどかしさと悔しさがこみ上がっていた時、大工さんがお餅とお菓子を『ほら!食べろ』と渡してくれた・・・


そんな幼い時の記憶が、上棟式(餅まき)にはあります。









五色の吹流しを目にすることも珍しくなった昨今、先日私どもBLUEPRINTが手掛ける住宅で、餅まきを行ないました。


お施主様のお声かけと我々でご近所様に事前にチラシを配ったおかげで平日にも係わらず、40名近くの方がお越しになりました。


上棟式の見物は、上から四方へ勢いよく紅白餅を撒く光景でしょう。今回もやはり、見事なものでした。

交通整理を担当していた私は、上手く捕まえきれなかったお子様のために、降ってくる紅白餅を三つ四つ手にしていました。


終えたあとにお餅を差し上げて笑顔で『ありがとう!』と言ってくれた時ふと、幼い時の記憶の中の大工さんの笑顔を思い出して、とても懐かしい気持ちになりました。

エプロンから溢れんばかりのお餅を抱え談笑しながらその場を離れるご近所様が、とても印象的でした。




お越しくださったご近所様どうもありがとうございました。

そして、お施主様のお家が完成してこれから末永く幸せにお過ごしできますことを心よりお祈り申し上げます。


Kumagawa

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