みなさん、こんにちは!
第2回は、「’’引き算’’でプランニングすること」についてです。
引き算?!ということは、足し算もあるわけで(笑)… 多くの建築主の方は、当然ながら建築設計が専門ではないわけで、それでも頑張って’’間取り図’’を考えて持参される方がたまにいらっしゃいます。
建築主さんからのメッセージ(意図を伝える手段のひとつ)として、ふむふむと読み解いていくと、いろんな発見があり個人的には楽しんで拝見しています。
玄関を入ったらシューズクローゼットがあって、LDKのキッチンからはパントリーや洗面室・浴室などの水回りへアクセス出来て、そうそう和室もほしいわ…
といった具合に、どんどんお家は大きくなっていきます。書けば書くほど、考えれば考えるほど、理想は広がっていき、悲しいかな収集がつかなくなってしまいます。
※これの状況を私は「足し算型プランニングによる破たん」と表現しています。
それでは、設計者はどのようにして、プランニングしているのでしょうか?!
私の場合は、こうです。もうお分かりですね!
「引き算でプランニングすること」を前提にしています。
引き算の対象になるのは、敷地全体で、敷地を隅から