長崎を代表する版画家・田川憲氏の作品に「人間の丘」という作品があります。
東山手の斜面に家がひしめき合う風景を版画として残した作品です。
長崎には長崎の、独特の地形があります。
その地形のなか土地探しをしていくには、ちょっとしたコツが必要です。
みなさんご存知の通り、長崎市の地形はすり鉢状になっているため、利便性の良いエリアになればなるほど平らな土地が少なくなります。そのため、「市内中心部」「車の乗入れ可能」となると、かなり高額な物件となります。それでは、その周囲のエリアはどうかというと、やはり斜面地になるため、「車乗入れ不可」の物件が多くなります。
インターネットが普及した今日、土地探しをする際にはみなさん不動産情報サイトをご利用になるかと思いますが、「斜面地」「現況・車乗入れ不可」の文字があると、そのままスルーされる方が多いようです。
写真を見て、畑や野原になっていれば、なおのことですよね。
でも、それはちょっともったいないと思いませんか?現在、弊社にて計画・施工させていただいております物件には、こういった土地に建築させていただいている物件が複数あります。長崎らしいツボを押さえた家づくりを考えていくと、
「なるほど、そういう手があったか」「それはおもしろいですね」
という、楽しい家づくりになっていきます。
土地探しが難航すると、どんどん家づくりが苦になっていくと聞きます。
「郷に入っては郷に従え」ではありませんが、それぞれの特色を理解して、楽しい家づくりにしていきたいものです。
Nagashima
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