坂の街・長崎市に拠点を置き、長崎県内でデザイン住宅を手掛ける建築デザイン事務所BLUE PRINTでは、多種多様な敷地での注文住宅づくりにチャレンジしています。
今回は、「斜面地」を攻略せよ!というテーマにしてみました。
みなさんもご存知の通り、長崎市内には長崎港(鶴の港)を取り囲むように丘陵地帯が存在し、山肌の斜面地にびっしりと住宅や住宅用地が展開しています。車道から一段下がった敷地や逆に1段上がった敷地は、ごく当たり前のように存在し、住宅の設計者としては、その設計力を非常に鍛えられる街です…
斜面地や段差+狭小敷地という組合せの中で住宅を計画するケースとして、直近では7月に完成した「K15」があります。このプロジェクトでは、道路より1段下がった施工可能面積が15坪の敷地に、木造2.5階建の住宅を計画し、2階部分に駐車スペースとアプローチを配置することで、タイトな建築条件を超えた事例でした。
ところで斜面地に暮らすということは、何を意味するのでしょうか。
郊外に足を延ばせば、それなりに平坦な土地があるのに!と思うこともありますが、そこにはやはり、坂の街でしか見ることのできない日常風景や町(地区)に対する住まい手の愛着や思い入れがあるからにほかなりません。
そんな建築主の想いに応えることができるかどうか、設計者として難易度の高い敷地と日々対峙しながら、ギリギリの攻防をしています。どうにもならないことも、もちろんありますが…
さて、先週からオープンハウスで公開している市内花園町の「SAKURA+」という住宅では、道路より1段上がった敷地に対し、デッキを石垣上部に張り出し、敷地の有効活用をすると同時に、暮らしの中に外部リビングとして利用可能なスペースを確保した事例です。
今週末(10/7-9)もオープンハウスとして公開していますので、興味のある方は遊びに来てみて下さい!住宅に対する発想の転換を含めた様々な提案がありますので、いろんな発見があるかもしれません。
ということで、今回はこの辺で!
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